スペシャルな仕事のギャラリー
スペシャルな仕事のギャラリー
たくさんのみなさんの眼に触れるような広告がつくれる。それはコピーライターとして、とても幸運なことです。毎月、カーグラフィック誌に掲載されるカーディーラーMIZWAのブランド広告では、テーマとして取り上げる車種について、営業担当者やメカニックへの取材をおこない、撮影現場までの行き帰りを利用して試乗もします。そうしてスペシャルな事実を見つけ、MIZWAのブランドを高めるコピーへと磨き上げるのは、毎回大変です。その原稿が掲載されてから「問い合わせが増えた!」なんて聞くと、すっごくうれしい気持ちになります。そして、もっといいものを書きたいと思わずにはいられなくなります。
すでに終了してしまった仕事ですが、あ!東芝の広告シリーズ(全25回)も、そうした幸運な出会いのひとつです。著名な女性アナウンサーをレポーターに仕立てた企業広告で、当時としてはまだ他にあまり例がなかったと思います。コピーライターとしての役回りは取り上げる技術についてのヒアリング、それをもとにしたアナウンサー氏と技術者の対談のシナリオづくり、実際の対談での司会進行、そしてコピー原稿の執筆、ビジュアルのアイデア検討まで多岐におよび、ディレクターとしての能力も期待されていました。大変さもさることながら、その楽しさは思い出してもワクワクします。技術ものが大好きな私に、まさにピッタリの仕事だったのですね。
毎回スペシャルを見つけるのは
大変だけど、すっごく楽しい。
それがコピーライターの仕事。